複数の韓国ゲームスタジオが、ブリザードの名の下で新作『StarCraft』タイトルを開発する機会を争っていると報告されています。
Asia Today（Twitter/Xで@KoreaXboxnewsが共有）の報道によると、4つの主要な韓国デベロッパー - NCSoft、Nexon、Netmarble、Krafton - がこの愛されるSFフランチャイズの出版権を積極的に追求しているとのことです。いくつかのチームは、自ら提案を行うためにブリザードのアーバイン本社まで足を運んだとされています。
『Lineage』や『Guild Wars』などのMMOで知られるNCSoftは、『StarCraft』のRPGコンセプト（おそらくMMORPG）を提案したようです。『The First Descendant』のクリエイターであるNexonは、このIPに対する型破りなアプローチを提案しました。Netmarble（『Solo Leveling: Arise』）はモバイル版への適応に注目しており、PUBGメーカーのKraftonは、自社の開発専門知識を『StarCraft』プロジェクトに活用したいと考えています。
このような提案はゲーム業界では一般的なものですが、このニュースは当然のことながら『StarCraft』ファンを興奮させています。このフランチャイズは2015年の『Legacy of the Void』拡張パック以来活動休止状態にあったため、いかなる潜在的な復活も注目に値します。アクティビジョン・ブリザードはIGNの取材に対し、コメントを控えるとしています。
この展開は、9月に明らかになった、ブリザードが『StarCraft』シューティングゲームの制作に3度目の挑戦をしているという事実に続くものです。このプロジェクトは、2022年に同社に加入した元『Far Cry』プロデューサーのダン・ヘイ氏が率いていると報告されています。
ブルームバーグのジェイソン・シュライヤー氏は、IGNのポッドキャスト「Unlocked」で自身の著書「Play Nice: The Rise, Fall, and Future of Blizzard Entertainment」をプロモートしている際にこの構想について議論しました。このプロジェクトがリリースされる見込みについて尋ねられたシュライヤー氏は、「キャンセルされなければ、ですが！ 畢竟、ここはブリザードですから。彼らの『StarCraft』シューティングゲームの歴史は芳しくありません」と冗談交じりに述べました。
ブリザードの『StarCraft』FPS作品に関する波乱に満ちた歴史は、2002年に悪名高い『StarCraft Ghost』——タクティカルアクションゲームで、度重なる遅延の後2006年にキャンセルされました——から始まります。2度目の試みである、コードネーム「Ares」（「『StarCraft』世界観における『Battlefield』」と表現されていました）は、『Diablo 4』と『Overwatch 2』の開発を優先するために2019年に破棄されました。
「近日公開予定のオープンワールドシューター」に向けた最近の大量雇用は、ブリザードがFPSへの野心を捨てていないことを示唆しています。これらの進展は、Game Passへの追加や『Hearthstone』とのコラボレーションを含む、他の『StarCraft』関連の動きと同時期に起こっており、このフランチャイズへの関心が再燃していることを示唆しています。
