ニュース 任天堂福岡ストアが議論を呼ぶ

任天堂福岡ストアが議論を呼ぶ

by Max Sep 30,2025

任天堂は、2025年後半までに福岡に新たな旗艦店をオープンする計画を発表しました。

これは東京・大阪・京都に次ぐ日本国内4店舗目となり、本州以外での初出店となります。新店舗は九州の福岡市、南部の主要島に位置します。

SNSプラットフォームXでは日本のゲーマーから熱烈な祝福の声が寄せられ、「全国展開を期待」とのコメントが多数見られました。特に北海道の札幌を次の候補地として挙げる声が複数ありました。

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一方、名古屋市民からは落胆の声が上がりました。国内第4の都市であり主要な製造拠点である名古屋は、他の大都市に比べて「地味」というイメージとの長年の戦いがあります。2016年の市調査では、市民自身が東京・京都に次ぐ3位と評価するという意外な結果も注目されました。

東京と大阪の中間という立地から、主要イベントやツアーが通過する「名古屋スキップ」現象が発生。アニメ『ヤトガメちゃん観察日記』ではこの現象がユーモラスに描かれています。

「名古屋スキップ」:あなたの街が通過点になる時[ヤトガメちゃん観察日記]
byu/myaccountforweebcrap inanime

こうした「見過ごされ感」が、今回の任天堂の出店計画に対する名古屋市民の強い失望につながったと言えます。ちなみに名古屋では今年7月に1万7000人収容の新アリーナが開業予定で、市関係者はこれが「スキップ現象」解消に役立つことを期待しています(出典:中京テレビ)。

福岡店は九州最大の交通拠点・博多駅内の好立地に出店。新幹線で本州と直結し、福岡空港にも近い利便性から、九州全域の住民だけでなく、特に韓国からの観光客増も見込めます(出典:福岡県庁)。

Switch本体やゲームソフト・グッズ販売に加え、新作発表会や体験会を開催する旗艦店として、次世代Switchのプロモーション拠点となることが期待されます。

この展開は先週サンフランシスコにオープンしたアメリカ西海岸初の店舗に続く動きで、IGNは任天堂アメリカのダグ・バウザー社長に独占インタビューを実施しました。